Tesseractは、オープンソースの光学文字認識(OCR)エンジンです。もともとはHP(Hewlett-Packard)が開発し、2006年にGoogleが支援するプロジェクトとしてオープンソース化されました。現在はGoogleによってメンテナンスされています。
特徴
- 多言語対応: 日本語を含む100以上の言語に対応
- 高精度なOCR: 画像内のテキストを抽出可能
- トレーニング可能: カスタムデータを用いた学習も可能
- コマンドラインツール & ライブラリ: 単独のプログラムとしても、PythonやC++などからも利用可能
主な用途
- 文書スキャンのテキスト化
- 画像やスクリーンショットの文字認識
- 自動データ入力(例: 身分証やレシートの読み取り)
- CAPTCHAの解析
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TesseractはGoogle Cloud Vision APIと異なり、ローカル環境でOCRを処理できます。Google Cloud Vision APIはクラウドベースで高精度ですが、Tesseractは無料で動作するため、コスト削減を考えるなら適した選択肢です。ただし、精度や処理速度ではクラウドサービスに劣る場合があります。